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伝え聞くところによりますと、ころは戦国時代、京都 ・東山の方広寺大仏殿に向って「大仏餅屋」があり、盗賊石川五右衛門がこの餅屋の養子となって、ここに住むようになったそうです。五右衛門は、毎日のように裏庭にある土蔵の中に入って、地中を掘りはじめました。
掘り進む先は伏見城の下です。やがて五右衛門は、伏見城の下まで掘って城内に忍び込みました。盗み出すものは名香炉といわれた「千鳥」です。ところが各部屋を物色している間に殿中の侍に見つかり捕われの身となります。
石川五右衛門の隠れ家は、別に方広寺大仏殿より西100m程のところにあった両替屋とも質屋とも云われています。入母屋屋根の破風の奥の壁面に小穴をあけて、そこから豊臣秀吉建てた方広寺の大仏殿の様子をうかがっていたと伝えられます。
大仏餅屋跡 京都市東山区正面通大和大路西100mほどのあたり。
入力:高岡 良次 レイアウト:岡村 拓馬
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